【 研究情報 】5-デアザフラビン(TND1128)が海馬神経細胞形態の発達を促進

論文:The novel mitochondria activator, 10-ethyl-3-methylpyrimido[4,5-b]quinoline-2,4(3H,10H)-dione (TND1128), promotes the development of hippocampal neuronal morphology

・要約
神経変性疾患の病態生理において、ミトコンドリア機能障害が重要な役割を果たすことが知られている。本研究では、新規化合物TND1128が、NAD+様の酸化還元機能を介してミトコンドリア機能を改善し、神経保護効果をもたらす可能性について検証した。in vitro実験の結果、TND1128は、神経細胞の形態学的変化を促進し、特に軸索や樹状突起の伸長を顕著に誘導した。さらに、シナプス形成を増加する効果も確認された。これらの結果は、TND1128が神経変性疾患における神経回路の損傷を修復する可能性を示唆するものである。

論文URL
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0006291X21007580

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